食道胃腸の病気情報館

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ピロリ菌感染検査と除菌

胃潰瘍や十二指腸潰瘍の経験または再発を繰り返している、いつも胃の不調がある、慢性胃炎で悩んでいる、胃がんの家系で心配ならば、ピロリ菌感染検査をお勧めします。ピロリ菌の除菌が胃腸の病気や症状を改善したり予防できることが あります。

ピロリ菌感染を調べる検査方法

  • 尿素呼気試験法(呼気テスト):診断薬を服用して、服用前後の呼気を集めて診断する検査方法です。精度が最も高い診断法とされています。
  • 糞便中抗原測定: 糞便中のピロリ菌の抗原の有無を調べる検査方法です。
  • 血液や尿検査(血中抗体測定法、尿中抗体測定法):血液中や尿中のピロリ菌の抗体の有無を調べる検査方法です。
  • 胃内視鏡検査:内視鏡を挿入して胃炎や潰瘍などの有無を調べると同時に採取した胃粘膜を検査します。

ピロリ菌の除菌療法

ピロリ菌の除菌療法は、3つの薬(2種類の抗菌薬、胃酸の分泌を抑える薬)を7日間(1日2回)服用する治療法です。1回目の除菌療法で除菌できなかった場合は、2種類の抗菌剤のうち1つを初回とは別の薬に変えて再び2回目の除菌を行います。ピロリ菌の除菌が必ず成功するわけではありませんが、1回目と2回目の除菌療法を合わせた除菌率は95%を超えるといわれています。治療薬に耐性を持ったピロリ菌によって薬の効果が出ないことがあります。指示通りに薬を服用することが確実な除菌に繋がります。

ピロリ菌除菌療法の副作用

ピロリ菌の除菌療法で治療中(薬の服用中)に一時的な副作用が約1割の人に見られるといわれています。軟便や下痢、口内炎、味覚異常、腹痛、肝機能の検査値の上昇などです。強い腹痛や下痢、血便、発熱、アレルギー症状(発疹やかゆみ)など強い症状がみられる場合は、除菌薬の服用を中止して医師に連絡する必要があります。

ピロリ菌の除菌療法の対象者

除菌療法の対象者は、およそ次の症状・病気・状態の人です。

  • ピロリ菌感染胃炎
  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍
  • 胃MALTリンパ腫
  • 特発性血小板減少性紫斑病
  • 萎縮性胃炎
  • 胃ポリープ(過形成ポリープ)
  • 早期胃癌に対する内視鏡的粘膜切除術後でピロリ菌に感染している場合

 - 胃・十二指腸とピロリ菌

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