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ピロリ菌除菌後とがん検診

ピロリ菌の除菌に成功すると、胃潰瘍の再発率は除菌しない場合よりも格段に低いとされています。慢性胃炎が治ったり、胃がんのリスクも低くなります。

とはいえ、ピロリ菌除菌後の潰瘍の再発や胃がんの発病の可能性はゼロになりません。ピロリ菌感染のみで胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がんになるわけではありません。ピロリ菌感染は様々な他要因と重なって潰瘍の発病を促進するひとつの要因です。

ピロリ菌除菌療法が成功しても胃がん発生の可能性は残りますから、定期的ながん検診は必要です。また、稀にピロリ菌に再感染したり、ピロリ菌を除菌したために新たな症状が現れることもあります。

ピロリ菌除菌が成功しても再感染

ピロリ菌の除菌療法に成功したと一旦は診断されても、その後のピロリ菌感染の再検査で陽性になることがあります。再燃もしくは再感染が考えられます。再燃は、完璧な除菌ができなかったため、わずかに残っていたピロリ菌が増殖したものです。再感染は、完全な除菌ができたのですが、再びピロリ菌に感染したものです。再燃と再感染をはっきりと区別するのは難しいといわれています。また、ピロリ菌が完全に除菌されたかどうかの完璧な診断方法がないのが現状です。

ピロリ菌除菌後の新たな症状

ピロリ菌の除菌後に、およそ1割の人が逆流性食道炎を新たに発症するといわれています。ピロリ菌がいなくなったことで胃酸の分泌が回復することが原因と考えられています。通常は胃酸分泌抑制薬の服用で治りますが、逆流性食道炎を再発する場合は長期服用が必要になります。また、ピロリ菌除の菌成功後に食欲が増進することがあり、肥満による生活習慣病に注意が必要です。肥満は腹圧を上昇させますので逆流性食道炎の要因にもなります。

ピロリ菌除菌が成功してもがん検診は必要

ピロリ菌の感染は胃がんの大きな要因の1つで、ピロリ菌を除菌することで胃がんの発症リスクは格段に低下しますが、胃がん発症の可能性は残ります。定期的に胃がん検診を受けることをお勧めします。

 - 胃・十二指腸とピロリ菌

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