食道胃腸の病気情報館

食道胃腸の病気の症状原因治療についての情報です

急性胃腸炎の種類と症状

急性胃腸炎とは、突然の嘔吐や下痢などの症状を伴う一過性の胃腸の炎症が起こった状態です。急性胃腸炎は、感染性胃腸炎と非感染性胃腸炎に大別されます。感染性急性胃腸炎の種類は、ウィルス感染と細菌感染によるものに分けられます。それら中で、微生物(ウイルスや細菌)や有害物質に汚染された飲食物を経口摂取した結果に生じる胃腸炎が食中毒です。

感染性の急性胃腸炎

夏季には細菌性の食中毒・感染性胃腸炎が多く、冬季にはウイルス性の食中毒・感染性胃腸炎(ほとんどはノロウイルス)が多く発生します。

 細菌性の感染性胃腸炎

細菌感染による急性胃腸炎は、高温多湿の暑い季節に、主に食中毒によることが多い胃腸炎です。

  • 感染型:腸炎ビブリオ、サルモネラ、カンピロバクター、組織侵入性大腸菌など
  • 毒素型:黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、嘔吐型セレウス菌など
  • 生体内毒素型:ウエルシュ菌、毒素原性大腸菌、腸管出血性大腸菌(0-157など)、下痢型セレウス菌など

 ウイルス性の感染性胃腸炎

急性胃腸炎を引き起こすウイルスには、ノロウイルス、ロタウイルス、腸管アデノウイルスなどがあります。ノロウイルスは特に冬に多く12月~1月がピークで、ロタウイルスは初春に多く3月~4月がピークです。腸管アデノウイルス(アデノウイルス40型・41型)に季節性はありません。ノロウイルス、ロタウイルスともに特に子ども・乳幼児に多く見られる感染性胃腸炎ですが全年齢で発生します。集団性胃腸炎でもあるノロウイルスは、病院や高齢者施設などでの食中毒や感染性胃腸炎の集団感染の原因になっています。ロタウイルスも稀に集団感染します。

非感染性の急性胃腸炎

非感染性の急性胃腸炎には、自然毒や化学物質(急性アルコール中毒など)、蕎麦や卵などの食物アレルギーによる腸炎や虚血性腸炎などがあります。虚血性腸炎は一時的な腸の血行不良で腸粘膜に出血性の炎症が起こる胃腸炎で、便秘や高血圧の人に見られます。

急性胃腸炎の症状

急性胃腸炎の症状は突然に現れることが多く、個人差がありますが、一般的にウイルス性よりも細菌性の方が症状が重症化しやすい胃腸炎です。

  • 下痢
  • 腹痛
  • 吐き気や嘔吐
  • 血便
  • 発熱
  • 倦怠感

細菌とウイルスの違い

  • 細菌は自己複製能力を持つ単細胞生物(微生物)です。ウイルスは細菌よりもはるかに小さく、タンパク質の外郭と内部の遺伝子からなる単純構造の微生物です。宿主である細胞なしでは生命活動はできません。
  • 細菌は適切な環境があれば自己増殖できますが、ウイルスは生きた細胞内でしか増殖できません。
  • 一般的に、抗生物質は細菌に対して効力がありますが、ウイルスには効力はありません。

 - 急性胃腸炎・食中毒

PC用

PC用

  関連記事