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生体内毒素型細菌性食中毒の特徴・症状・潜伏期間・原因食品・予防

細菌性食中毒(生体内毒素型 )の原因菌には、ウェルシュ菌、下痢型セレウス菌、腸管出血性大腸菌(O157)などがあります。生体内毒素型の細菌性食中毒は、摂取した細菌が腸管内で増殖して毒素を生産することで起こる食中毒です。

ウェルシュ菌食中毒の特徴・原因食品・潜伏期間・症状・予防方法

ウェルシュ菌食中毒は、加熱後に室温下で長時間保温された食品が原因になりやすい食中毒で、一度に大量調理する施設などで発生し、大規模な集団食中毒になる特徴があります。
発症には多くの菌数が必要であることから、加熱殺菌と増殖防止がウェルシュ菌食中毒予防の最も有効な方法になります。
症状が似ている食中毒に、下痢型セレウス菌食中毒があります。

特徴:嫌気性芽胞形成菌で、人や動物の腸管、土壌や水などの自然界に広く分布。毒素は熱に弱い。

原因食品:複合調理食品(弁当、仕出し料理)、給食施設などの大量調理施設で調理されたシチューやカレーなどの煮込み料理、冷やし中華のたれ

潜伏期間:6~18時間(多くは12時間)

症状:腹痛、下痢(血が混じることがある)、発熱や嘔吐は稀。食中毒の中では軽症。

予防方法:加熱調理した食品はすぐに食べる/調理済み食品は室温に放置しない/調理済み食品は小分けして急激に20℃以下に冷却/調理済み食品は10℃以下または50℃以上で保存/温め直しは75℃15分以上加熱(食品中心部まで。カレーなどの場合はかき混ぜながら)

下痢型セレウス菌食中毒の特徴・原因食品・潜伏期間・症状・予防方法

セレウス菌食中毒には、下痢型と嘔吐型があり、日本では食品内毒素型の嘔吐型セレウス菌食中毒が殆どです。下痢型セレウス菌食中毒の症状と似ている食中毒に、ウェルシュ菌食中毒があります。

特徴:通性嫌気性芽胞形成菌で、自然界に広く分布。下痢毒素は56℃5分で無毒化。

原因食品:弁当、プリン、食肉製品やスープ

潜伏期間:8~16時

症状:腹痛、下痢

予防方法:十分に加熱調理する/食べきれる量を調理する/調理済み食品は室温に放置しない

腸管出血性大腸菌(O-157など)の特徴・原因食品・潜伏期間・症状・予防方法

腸管出血性大腸菌(O-157)は、病原性大腸菌のひとつ。ベロ毒素を産生して、集団食中毒を起こす食中毒菌で、三類感染症(感染症法)に指定されています。少ない菌量で発症するため人から人への感染もあります。長い潜伏期間のために原因特定が難しい食中毒です。

 - 急性胃腸炎・食中毒

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