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ノロウイルス食中毒・胃腸炎の特徴・潜伏期間・症状

ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎は冬季に多く発生します。ノロウイルスは感染力が強いため、ノロウイルスが原因の大規模な食中毒や感染性胃腸炎が起こっており、調理従事者を介した食品汚染や、施設内における人から人への感染が問題になっています。症状には個人差があります。特別な治療方法はなく、症状に応じた対症療法になります。ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎の予防対策は加熱と手洗いの徹底が大切です。

ノロウイルス食中毒とノロウイルス性の感染性胃腸炎

ノロウイルスに汚染された飲食物の摂取による場合はノロウイルス食中毒、それ以外はノロウイルス性胃腸炎として扱われますが、感染経路が違うだけで、症状や経過に違いはありません。食中毒は、食品衛生法と感染症法によって規定・定義されています。

ノロウイルスの特徴

ヒトのノロウイルスはヒトの腸管内(小腸)でのみに増殖します。自然界での抵抗力が強く、少量でも感染するため、集団感染の原因になっています。乳幼児から成人までの広い年齢層で発症します。ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎は年間を通して発生しますが、ノロウイルスは非常に微小で低温や乾燥に強いため、特に寒く乾燥した冬時期(10月~4月)に多発・流行します。ノロウイルスは、変異しやすく多くの遺伝子型があり、免疫の持続期間も短いため、異なる型や同じ型のノロウイルスに感染また再感染することがあります。
ノロウイルスは、真水や海水中で長時間生存可能です。アルコール・酸・アルカリに対する抵抗性が強く、短時間に不活性化(死滅)しません。また熱にも強く、85℃~90℃で90秒間以上の加熱が必要といわれています。

ノロウイルスの潜伏期間と症状

潜伏期間は1~2日で、主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度(微熱の37~38℃ほど)です。ノロウイルス感染による症状の現れ方には個人差がありますが、小児は嘔吐の症状が、成人は下痢の症状が強い傾向にあるといわれています。通常は2~3日で症状は治まりますが、乳幼児・高齢者・抵抗力の弱い人では重篤化することがあります。嘔吐や下痢による脱水症状や誤嚥による肺炎や窒息には注意が必要です。ノロウイルスに感染しても無症状であったり、風邪のような症状のことがあります。

 ノロウイルスによる嘔吐や下痢による脱水症状

脱水は体液量(体の総水分量)が不足した状態です。ノロウイルス感染による食中毒・胃腸炎の主な症状である下痢や嘔吐で、水分だけでなく電解質(主要ミネラルでもあるナトリウムやカリウム)も排出されてしまします。軽度の脱水で、喉の渇きや食欲減退がみられ、更に脱水が進むと、脱力感や眠気、頭痛などの症状があらわれ、重症では血圧低下・意識障害をきたして危険な状態になります。

 - ノロウイルス食中毒・胃腸炎

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