食道胃腸の病気情報館

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日本人の食道胃腸の病気

日本人は他人種に比べて胃腸が弱いといわれています。胃腸の病気は自覚症状が現れやすく、病院を受診することも多い身近な病気といえます。日本人の死因の一位は癌(がん)で、肺がんとともに胃がんと大腸がんが上位を占めています。胃がんの罹患率と死亡率は減少していますが、大腸がんの罹患率は急増し死亡率も緩やかながら増加しています。その背景には、ピロリ菌の駆除や早期発見・早期治療が功を奏しているものの、日本食から欧米食への移行による動物性脂肪を多く含む欧米型の食生活が大腸癌を増加させていることがあります。

胃潰瘍や胃がん、潰瘍性大腸炎、大腸がんなどは、レントゲン検査や内視鏡検査、腹部超音波検査などの消化器検査などで器質的(組織的)異常が認められられる病気です。その一方で、内視鏡や血液検査で炎症や潰瘍などの異常が見つからないのに、胃が痛い、胃がもたれる、下痢と腹痛が続く、などの胃腸の不調を訴える人が増えているといわれます。機能性胃腸症(機能性ディスペプシアFD)・過敏性腸症候群(IBS)・非びらん性胃食道逆流症(NERD)に代表される機能性消化管障害(FGIDs)です。機能性消化管障害(FGIDs)は生命への影響はないものの、患者のQOL(生活の質)を低下させるだけでなく、労働生産性の低下で社会的な損失にもなります。

日本人の胃腸が弱い原因

原因として、塩分、胃の形、ピロリ菌が挙げられます。

塩分の摂りすぎ
塩分は胃を刺激してしまいます。和食はヘルシーですが塩分は意外と多いです。塩分の過剰摂取は長期的にみると、高血圧・腎疾患・心疾患などの原因にもなります。

胃の形
日本人に多い胃の形は鈎状胃(釣り針のような形の胃)で、胃液が長く胃に留まるため、胃壁に障害が起こりやすいです。欧米人に多い胃の形は牛角胃で、食物が出て行きやすく、胃液が溜りにくいといわれています。

ピロリ菌
日本人の約半数がピロリ菌に感染しているといわれています。慢性胃炎の原因のピロリ菌は地下水に生息していて、井戸水などを介して口から体内に入ります。日本人は井戸水を飲む習慣があるためピロリ菌に感染しやすく、井戸水を飲む機会が多かった年代(50歳代以上)では7・8割が感染しているといわれています。

 - 消化器官系の基礎知識

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