食道胃腸の病気情報館

食道胃腸の病気の症状原因治療についての情報です

高齢者の食道胃腸の老化

食道や胃腸の機能は、他臓器に比べれば加齢による影響は少ないといわれていますが、それでも高齢者になるほど老化による食べる能力(消化と吸収の機能)は落ちていきます。

喉では誤嚥による肺炎のリスクがたかまり、食道の筋力や運動の低下で逆流性食道炎になりやすく、胃や小腸では消化液の分泌が低下することで消化吸収が悪くなり、大腸では蠕動運動の低下で便秘になりやすくなります。胃もたれや便秘の原因が悪性腫瘍(がん)であることがあります。症状が続くときは病院を受診することをお勧めします。

高齢者の食道胃腸の変化

咽頭の老化と病気
加齢による咽頭収縮筋の収縮力の低下や嚥下反射の低下などで嚥下機能が低下すると、咽頭に唾液や食物が残りやすくなって誤嚥を起こしやすくなります。誤嚥は誤嚥性肺炎(嚥下性肺炎)のリスくが高まります。誤嚥は高齢者に肺炎が多い原因の一つです。

食道の老化と病気
加齢による食道下部括約筋の収縮力や張力の低下や食道の蠕動運動の不調で、胃液や胃の内容物が食道に逆流する逆流性食道炎を起こしやすい状態になります。逆流性食道炎から潰瘍に進行したりして食道の機能が悪くなります。

胃の老化と病気
加齢による胃粘膜の萎縮や動脈硬化で血流が悪くなるなるために、胃潰瘍になりやすくなります。また、空腹を感じづらくなったり、胃もたれしやすくなったりします。

腸の老化
加齢によって小腸粘膜の細胞が硬くなったり、粘膜下の毛細血管が少なくなって血流が減少することで吸収能力が低下します。大腸では運動機能(蠕動運動)の低下で便秘しがちになったり、大腸壁の一部が外側に飛び出て小さな袋(憩室)ができて、便が憩室にとどまることで感染による炎症を起こすことがありす。

高齢者の悪性腫瘍(がん)の傾向

高齢者のおよそ半数が身体のどこかに悪性腫瘍(がん)を持っており、悪性腫瘍を持つ高齢者の半数は、悪性腫瘍(がん)が直接の死因ではないといわれています。高齢者の悪性腫瘍の特徴は多発がんで、年齢が上がるほどに増加します。このことから、高齢者の消化器疾患では悪性腫瘍の疑いが高まります。

 - 消化器官系の基礎知識

PC用

PC用

  関連記事